歯周病とデンタルケア
昨日は口臭についてのお話をしました。
その中で
犬の口臭の原因は「当たり前」ではなく
「病気」の可能性があることをご紹介しました。
その中でも注目すべきは
歯についた歯石や歯周病!
これを防ぐためにも
犬も毎日の歯磨きやデンタルケアは大切です。
お口のケア方法には色々と種類があり、
それぞれに特徴があります!
★消毒
スプレーや液体など
口の中に直接入れたり飲み水に混ぜて使います。
比較的カンタンにできるので
お手軽さで言えばピカイチ!
犬にも負担がかかりにくいケア方法です。
歯ブラシによる歯磨きが難しい犬におすすめ!
口内に直接プッシュするか飲み水に入れることで
菌の繁殖を抑える手助けをします
★おやつ
デンタルケア効果のある犬のおやつ!
これは犬たちが喜んでデンタルケアできるのがメリット。
効果は色々で
噛むことで歯垢除去効果のあるものや
成分によって口腔内を消毒して口臭予防効果が望めます。
ただ、カロリーがあるので、
通常の犬なら気にしなくても大丈夫ですが、
ダイエット中の犬には注意が必要です。
独特な形状が摩擦力を高め、歯みがき効果を発揮!
柔らかくて溶解度が高いので、消化吸収にもすぐれています。
★ブラシ
歯ブラシや手袋状の形をしたタイプが多く、
物理的に汚れを洗浄することができるものです。
唯一、犬の歯周ポケットの奥までケアができるのが最大のメリット!
逆を言えばこのタイプでのケアをしないと、
犬の歯石の蓄積を予防するのは難しい…
ただ嫌がる犬が多いため、
なれるまでに時間がかかる場合が多いです。
▼例えばこんなの「やわらか段差歯ブラシ」▼
従来の歯ブラシでは用いられなかった超極細毛を採用、
優しい歯・歯ぐきへのタッチを実現しました。
そのやわらかさは、バナナの表面を磨いても傷つかない程!
★歯みがきペースト
ブラシと併せて使用します。
犬が好む味がついているので
歯ブラシを嫌がらないようにするのに役立ちます。
また、歯周病予防効果のある成分が含まれるものも多くあるので、
デンタルケアに大きく貢献してくれます。
▼例えばこんなの「犬の歯磨き シニアペースト」▼
犬が好むチキン風味。
アパタイト配合でシニアの歯に優しいペーストです。
犬の歯みがきはなかなか難しく、
どうしても挫折してしまう飼い主さんが多いです…
そこで!
獣医さんが教えてくれた裏技をご紹介!!
普段、歯ブラシをドッグフードと一緒においておいて、
フードのにおいをつけておくこと◎
残念ながらみんな上手くいくというわけではないですが、
実際この方法で歯みがきができるようになった犬もいるそうです♪
一般的な方法としては
最初は口周りを触ることからはじめて、
歯→ガーゼで歯を磨く→歯ブラシで磨く
まずは前歯→奥歯
というように徐々に慣れさせていくのが王道です。
ガーゼタイプで指サック型の歯ブラシです
そして重要なのは
歯みがきをした後は楽しいことをすること!!
褒めたりご褒美を上げたり、犬が喜ぶことをしましょう。
こうすると歯みがきが楽しいことと結びつき
歯みがきが好きになりやすくなります♪
小さいころからの練習が一番ですが、
歯みがきは犬が大きくなってからでも間に合います。
根気よく練習してみてください!
最後に注意点として、
すでに愛犬に歯石が付着してしまっている場合は、
力強い歯みがきは逆効果となります。
無理に落とそうとすると痛みが生じ、
犬が歯みがきを嫌いになってしまうため、
まずは動物病院で相談し、
歯石を除去してもらいましょう。
いかがでしょうか?
犬の歯磨き、人と一緒でとても重要です!
ぜひぜひ、毎日のケアに加えて
健康な歯、そして口臭の無い口を目指してあげてくださいね♪
お付き合いいただきありがとうございました(^^)/
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