*

犬の避妊・去勢は必要なものなの?

公開日: : 犬の病気, 犬の豆知識


8a4dfef42aa49fa07ae8784aef25a35f_s

 

愛犬に避妊・去勢をさせるべきかどうか…

犬を飼っている方は必ず悩むと思います。

 

愛犬に避妊手術・去勢手術をする、しないは

賛否両論あります。

それには色々な理由がありますが、

一番なのは飼い主さんが愛犬に一番あった方を選ぶということ。

 

犬の避妊・去勢手術には

メリット・デメリットがあります。

それぞれを理解したうえで、

愛犬に一番いいと思う道を

飼い主さんが選んであげましょう。

 

 

まず、避妊去勢手術のイメージは

過剰な繁殖を防ぐ、

望まない繁殖を防ぐということではないでしょうか。

 

これに関しての賛否両論は

犬の繁殖本能を人の都合で左右してはいけない。

という倫理的な意見や

飼い主のあてがなく行き場のない犬を増やさないために

予定外の妊娠を避けるべきという意見があります。

 

これは、難しい問題ですね。

確かに「私たちの都合」と言われてしまうと

そうなのかもしれません。

しかし確かなのは

産まれてから「飼い主がいないから」と

無責任に放り出しては絶対にいけないということですね。

 

 

このような「妊娠」に関する問題のほかに

犬の避妊・去勢には「病気の予防」という考えがあります。

 

実は避妊・去勢をすることで

ホルモンに関わる病気を予防することができるのです。

多くの人が愛犬に避妊・去勢をさせるのは

愛犬に出産させる予定がない場合に

出来る限り病気にならないため

行うという場合が多いのです。

 

 

たとえばオスの犬の場合は

前立腺肥大や睾丸腫瘍、会陰ヘルニアなどの予防があげられます。

これらは高齢になることで発症率がグンと上がる

比較的オス犬にかかりやすい病気ですが、

幼いころに去勢手術を受けていることで

発症する可能性をかなり低くすることができます。

 

また、オスの場合は

マーキング行動の抑制に繋がることがあります。

足を上げてオシッコをする…いわゆるマーキング行動をする前に

去勢手術を行った犬は

マーキングや排尿時の足上げをしにくくなると言われています。

(100%しなくなるというわけではありません)

 

 

続いてメスの場合は

乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、卵巣腫瘍などの予防になるとされています。

出産をしたことのない7歳以上の高齢のメス犬は

子宮蓄膿症になる可能性がかなり高いとされています。

進みがはやければ2週間ほどで命を落とすこともありますが、

避妊手術を行った犬は子宮蓄膿症になる心配が100%ありません。

500頭に1頭の雌犬が発症するとされる乳腺腫瘍は

発情回数が増すごとに発症率も高くなると言われていて、

初期発情前に避妊手術をした犬は発症率が極端に低いとされています。

 

また、メスの場合は、

発情時期のソワソワや精神不安定な行動がなくなりやすいと言われます。

犬は閉経がないとされているため

生理期間中のケアや外出時の危険面もなくなりますね。

 

 

しかし、もちろん去勢手術も避妊手術も

犬にとってデメリットとなる部分はあります。

なんといっても体にメスをいれるのですから

犬の体に負担がかからないということはありません。

 

オスの場合もメスの場合も去勢・避妊手術には全身麻酔をします。

しかし、メスの場合は卵巣か子宮、あるいは両方を摘出するため

開腹手術を行う必要があるのです。

そのため体にかかる負担や体力的にも

できるかぎり若いこと、そして健康であることが大事です。

 

通常は卵巣も子宮もどちらも摘出するのが一般的です。

ただしこれだと切開する面積も広くなり、

出血量も多くなるため、

体力のことも考えて、

子宮は残して切開面積も比較的狭くて済む

卵巣のみ摘出する場合が現在では多くなりつつあるようです。

愛犬の年齢や体力などを考慮し

獣医さんと相談して選んであげましょう。

 

また、避妊手術を行った犬は肥満になりやすいといわれています。

これは卵巣や子宮の活動によって消費されていたカロリーが

消費されなくなるからだと考えられています。

 

その他、もちろん今まで分泌されていたホルモンがなくなることから、

尿失禁を起こしやすくなるという意見や

ホルモンバランスの乱れによって皮膚病の発症率が上がることがあるようです。

 

避妊・去勢手術については

メリット・デメリットがあって

なかなか「どちらが良い」とは言いがたいのが本当のところですね。

飼い主さんそれぞれに意見があることと思います。

そしてそれはすべて、間違いではありません。

飼い主さんが愛犬を想って出した答えは「正解」だと私は思っています。

 

妊娠・出産させたくて手術を行わず、

出産後の年齢や体力などを考慮して

手術を行わないという選択も、

愛犬に出産をさせる予定がはじめからなく、

今後の病気予防のために手術をするという選択も

どちらも愛犬のために飼い主さんが選んだ答えです。

それが愛犬にとって一番の道なんだと私は思います。

 

避妊・去勢をするかどうかを考える際に

愛犬の将来を考えること

愛犬の体質や体力を考えること、

これらが一番重要ですね!

ぜひ、この選択にせまられたとき

今回の内容を参考に一番の道を選んであげてください(*^^*)

 

▼愛犬のことを考えたい…さまざまな情報発信をしている「ペットベリー」▼

ペットベリー本店

関連記事

c8611581dd6aec11ee7beed374c7f5af_s

犬にお豆腐は大丈夫か

      夏は冷奴が美味しいお豆腐

記事を読む

1399294413886

静電気が犬に及ぼす悪影響!

  乾燥の季節になると フワフワ被毛の犬も セーターを着ている私

記事を読む

439939886_c9202633b9_o

「愛犬が風邪っぽい」は要注意?

  愛犬が咳やくしゃみをしたり鼻水がでたり… そんな症状が出て

記事を読む

59edfa94a32033e7151da42820e4d656_s

犬が雷を怖がる時は?

      雷を怖がる犬は実は多いです。

記事を読む

109775d19367050a0424ae9a58a8f770_s

犬の口臭はお口の危険信号?!

    愛犬の口がにおう? 口臭が強いな~と感じること

記事を読む

9deac7c2cbb55d361f329aed985f0bb0_s

知らないとトラブルの原因に?犬の発情期(オスの場合)

女の子の犬の発情期サイクルについてご紹介しましたが、 今回は男の子の発情期について。 &

記事を読む

8d58fc7eb82cf5c4ca69d1f2e981b9c2_s

犬もヤキモチをやく?

    他の犬と触れ合おうとすると 愛犬がヤキモチをや

記事を読む

eab4ab0c5483b5f54fdae468b6abb70a_s

老犬と難聴。原因と対策は?

      犬も高齢化の時代ですね。

記事を読む

e1c036361356b6f8921667d0f29e24d4_m

犬と蚊とフィラリア、これってどんな関係?

    夏になるとやっかいなのが 蚊ですよね 人

記事を読む

8a17105824fa09d6224245fdec2fd32b_s

愛犬が焦げる?冬の低温やけど

  冬になって寒くなると 人だけでなく愛犬のためにも ストーブや

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>