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犬のヘルニアってどういう病気?

公開日: : 犬の病気


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ウェルシュ・コーギーや

ダックスフンドのように

足の短い犬は

腰を悪くしやすく

ヘルニアになりやすい…と

聞いたことはありませんか??

 

しかし実は

足が短くなくても

どんな犬種もヘルニアになる恐れは充分にあるのです!

 

 

そもそもヘルニアというのは

腰を悪くする病気…というものではなく、

腸などの臓器が

体内にできた隙間から出てしまう状態のこと。

これによって臓器が圧迫されてしまい

機能障害を起こしてしまったりするのです…

 

この「隙間」というのは

生まれつきにできている「先天性」の場合と

怪我などの外傷や激しい運動などによってできる「後天性」の場合があります。

 

 

ヘルニアで多いものを紹介すると

まずは足の付根の隙間から腸や膀胱などの内蔵が出てしまう

鼠径ヘルニアというもの。

その部分が膨らむため

触ったり見た目から発見しやすい病気でもあります。

これは先天性である場合が多いそうです。

 

次に臍ヘルニア。

これは字のごとく、臍から脂肪や内臓が出てしまうヘルニアで、

いわゆる出べそのこと(^_^;)

脂肪組織が出ている場合なら様子を見ても大丈夫ですが

これが小腸の場合は腹痛や便秘などの症状を起こしやすいので

病院で診てもらってください。

これも先天性である場合が多いようですね。

 

また、お尻の骨盤隔膜から

脂肪や直腸、膀胱などの臓器が出てしまう

会陰ヘルニアというものもあります。

5歳以上のオス犬に多い病気で、

排便が困難になるなどの症状が見られるそうです。

 

最後に、有名な椎間板ヘルニア。

犬のヘルニアといったら

普通はこれを思い浮かべる方がほとんどですね。

実はこれだけ他のヘルニアとは違って

臓器が脱出してしまう病気ではありません。

これは犬が激しい運動をしたり、

肥満などが原因で椎間板へ大きな負担がかかった際に

犬の椎間板が変形してしまう症状のことを言います。

 

ちょっと難しい話になりますが、

犬の椎間板ヘルニアを説明するために

犬の椎間板について説明しますね。

まず前提として、脊椎という背骨の中を、

脳からの伝令を伝える脊髄というものが通っています。

犬の脊椎は首の【頚椎】、胸の【胸椎】、腰の【腰椎】があり、

それぞれの脊椎の間に椎間板というものがあるのです。

この椎間板は脊椎にかかる衝撃を吸収するクッションの働きをしているのです(*^^*)

 

多くが腰に起こる病気と思われていますが

犬の椎間板ヘルニアは

頚椎・胸椎・腰椎のどこの椎間板で発症するかや

進行状態が様々。

首(頸部)の椎間板ヘルニアの場合は

神経麻痺が起こり歩行が困難になったり

重症だと半身不随やトイレがしにくくなるなどの症状が見られることも。

胸や腰の椎間板ヘルニアの場合は

腰や背中の痛みから触れられるのを嫌がったり

後ろ足の麻痺が起こる他

こちらもトイレが困難になるなどの症状が表れる場合があります。

 

段差や抱っこを嫌がったり

足を引きずって歩いたり

立ち上がれなくなるなどの症状がみられたら

椎間板ヘルニアの恐れがあるので

すぐに獣医さんに診てもらってください!

 

椎間板ヘルニアは重症度が5つの段階に分けられます。

麻痺はなく、背中に痛みを感じるため、

段差や運動を嫌がるようになったりするのは【グレード1】

麻痺はあるものの歩行が可能で、

後ろ足に力が入らなくなり

足をひきずるなどの症状が見られるのが【グレード2】

後ろ足が動かせなくなると【グレード3】

更に排尿麻痺などトイレができなくなると【グレード4】

そして深部痛覚がなくなり、後ろ足に痛みを感じなくなると【グレード5】

 

椎間板ヘルニアは発症する場所にも種類がありますが

症状の重さにも変化が見られるのが特徴で

これは早期であるほど快復の見込みが高くなります。

グレード3までの症状であれば

内科療法でも充分に快復の可能性があります。

内科療法の場合は基本的に「安静」

ただゆっくりするというのではなく、

エージレストといってトイレ意外は狭いケージでじっとさせておく

いわゆる【絶対安静】の状態となります。

これに薬を併用したりして治していきます。

この絶対安静が守れないと歩けなくなることもあるので

安易に考えずいかに犬が安静にしていられるか

飼い主さんのがんばりにかかっています!

…ただ、内科療法の場合は再発率が高いということもあり

グレード3以上の場合は外科療法となることも多いそうです。

 

グレードが4以上になると

内科療法での改善度は急激に落ちるため

外科療法が必要となります。

しかもグレード4の場合外科療法で回復率が90%だったのに対し

グレード5になるとそれが60%まで急激に下がります。

このことからも

椎間板ヘルニアは早期発見早期治療が重要な事がわかりますね。

 

 

何にせよ、ヘルニアは恐ろしい病気ですね…

ヘルニアにならないために

無理な運動をさせない他

高い段差から飛び降りるなど負担のかかる動きをさせないこと

そして肥満にならないよう食生活を管理することが大切ですね!

 

そして万が一なってしまった場合、

内科療法なのか外科療法なのか

犬によって体力や年齢、犬種などから

獣医さんがすすめる治療法は様々です。

その中で一番何がいいかを判断するのは

最終的には飼い主さんとなります。

上記のことを参考に

ぜひ愛犬に一番適していると思う治療をしてあげてください♪

 

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